【石野卓球】ピエール瀧とともにテクノ業界を破壊してきた、電気グルーヴのDJ

石野卓球
石野卓球

ただのDJではない。まじで意味が不明。

現代の若者たちにとっては、石野卓球よりもピエール瀧の方が知ってるか。てか、電グルのことを今の若い人たちは知ってるのか。ピエール瀧のことを役者やと思ってるのか。

いや、今回は卓球の話。石野卓球というネーミングからB級感のあるsmellを漂わしているこの人物について書きます。

素朴に、こんなエキセントリックな人がよく世の中でヒットしたなって思う(どれぐらいエキセントリックかは後述)。

でも、曲を聴くと「乗れる」。ワンダーすぎるが、そうゆう才能なんやろうなぁ。そんな石野卓球も、ドイツのテクノイベントとかに参加するくらいテクノ界隈の重鎮になってるらしい。

個人的には、訳の分からん感じで、インディーズブームに乗っかるという「運」を使いながら、日本のテクノ界隈を猥褻的に破壊してきた、石野卓球っていう方がおもろいと思っているんやがな。

テクノについて語らんでえぇから、鬼太郎のコスプレをしといてくれ。アレ?なんか、これRockin’ onのライターが書いてる文章みたいじゃない?アナル。

石野卓球とピエール瀧

石野卓球の公式サイト

プロフィールは???

石野卓球は、1967年12月生まれ(現在、48歳)、静岡県静岡市出身、静岡学園高校卒。

小学校時代に、YMOに傾倒し、中学校時代にはクラフトワークやニューオーダーなどのテクノ・ダンス系のほか、コアなノイズ系も聴きまくっていたらしい。

1985年に、高校の同級生であるピエール瀧や友達数人で『人生』を結成。ナゴムレコードのケラリーノ・サンドロヴィッチから声を掛けられ、自宅で作ったデモテープをそのままナゴムから発売した。そして、ナゴムに就職する温度感で上京したらしい。

インディーズブームに乗っかって、曲を出す度にインディーズベストにランクインする程の人気者になっていくが、1989年にメンバー脱退に伴い『人生』解散。

1989年に、エロ本編集者を目指しつつ、片手間に音楽を続けるために、『電気グルーヴ』を結成。数回のライブとインディーズからのCD発売の後に、Trefortレーベル(現:キューンレコード)からメジャーデビューを果たす。電グルには途中で砂原良徳さんがジョインしている。

1993年からは、ソロ活動も精力的に行い、欧州を中心に海外活動に積極果敢に攻めている。

その他、コラボ活動やリミキサーとしての活動も行っている。篠原ともえさんは、この石野卓球プロデュースでデビューしている。「シノラー」ファッションは、卓球が作ったと言っても過言ではないやろう。

こう書くと、めっちゃまともなミュージシャンっぽいが、この行程の中には、「ツッコミ所が満載」やったのは・・・後述します。

石野卓球_ピエール瀧_電気グルーヴ

電気グルーヴの若い頃

石野卓球_篠原ともえ

篠原ともえ!

結局、才能があった?ネタだったのか?

インディーズブームやテクノブーム、イカ天とかバブル経済を背景にした世の中的な雰囲気があったからこそ、石野卓球が世の中に出てこれたってのはあると思う。

ただ、石野卓球は世の中的に、ネタだけじゃないと評価されているらしい。

デビュー数年後は、おふざけみたいな歌詞をラップっぽい感じで歌い、訳の分からんパフォーマンス…卓球は、白塗りに目が赤と青の奇抜メイク、怪しいピエロ、鬼太郎コスプレ、ライブ中に炊飯器にうんこをする(これは違うバンドやったかな?)、ライブハウスにショベルカーで突っ込む(これも違うバンドやったかな?)、インキンになったときにキンカン中毒者になる(これは大槻ケンヂやったかな?)で、まぁゲテモノ系やった。

but、石野卓球は、自らの追い求める音楽を模索し、イギリスに渡りテクノを中心としたクラブカルチャーに衝撃を受けたりして、インストでも「乗れる」テクノDJとして世の中を認めさせることにも成功した。らしい。

まぁ、正直ベースでは、石野卓球が才能があるんかないんかは、よく分からんし、あんまどうでも良い。ファンの人からしら、「お前黙れ」と言われるかもですね。とりあえず、1998年に、ベルリンで開催された世界最大のテクノフェス『ラブパレード』で100万人の前でプレイしたりして、ゴイスーと言われているらしい。

私がドイツに旅に出たときに、現地の若者に「オマエ、ニホンジンカ?タッキュウシッテルカ?」と言われたりするくらいに、欧州でも認知されている人物なんやと思う。アナル。

石野卓球_ピエール瀧_電気グルーヴ

電気グルーヴのキモさ

世界最大のテクノフェス『ラブパレード』

世界最大のテクノフェス『ラブパレード』

テクノを語るおっさんにはならないでほしい…

石野卓球のエキセントリックぶりを以下に羅列する。
これを読めば、Rockin’ onみたいな雑誌で「クラブの現場は『非日常』を体験する場」みたいなカッコ付けたような発言はせんでえぇて!もっと、笑いを作ってくれ。と皆様も思うことやろう。

  • 小学生時代、YMOの「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」に衝撃を受け過ぎて、あまりに毎日聴きすぎたため、母親から『イエローマジック禁止令』を出されて、カセットテープを便器の中に隠されてしまった。
  • 中学生時代、ノイズ系にも傾倒し、自分の部屋で電気ノコギリやドラム缶の音まで鳴らすようになり、その結果、妹が卓球の部屋から聴こえる音がうるさいという内容の詩を書き、コンテストで入賞した。
  • 包茎
  • ビールはガロン単位で飲む。そのため、酔って尿失禁することが何年かに一度のペースで発生する。
  • 小室哲哉が所有するフェラーリに、自身の性器を生でなすり付け「ここから腐るぞ」と言い放った
  • 1stアルバム収録の「TKO TONE」でサンプリングされている「入会金無料、1時間800円!」の声は、TV番組『進め!電波少年』の企画で、松本明子が担当した風俗店の呼び込みナレーションである。卓球は、それとは知らずに使用していた。

石野卓球

▼『TKO TONE』の音源っす。800円!

以上

 

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※参考文献は、コチラ
※記事内容はライターの個人的感想等を含んでおります。

本記事は、寄谷太一によって書かれました!
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