【横谷繁】兵庫県西宮市のスター選手だったが…プロサッカーの世界は甘くない!?

横谷繁
横谷繁

中学サッカー時代の横谷

筆者は関西出身でして、学生時代はサッカー部でサッカーをやっちょりました。中学校でもサッカー部をやっちょりました。
そのときに、横谷繁選手がいた兵庫県西宮市の甲陵中学校とも試合をしたことがあります。横谷選手はフィジカル・ボールコントロールともに優れた能力を保有しており、まさにスタープレーヤーという感じでした。とりわけ「ケツ能力」が高く、ケツで相手選手を吹っ飛ばしたり、ボールを取られないようにケツ守りをしていたのが素晴らしかったです。

横谷選手はその後、プロサッカーの世界に参入するのですが…世の中は甘くないのか、あんなに上手い選手でもプロになって輝けるかどうかはまた別次元の話なのかもしれません。読者の皆さんの中にも、学生時代にスポーツをしていて、めっちゃ上手かった友だちがプロになったけど、泣かず飛ばずで消えたらしいっていう話を聞くことがあると思います。プロスポーツは政治力や人脈などのファクターが関係なく、実力と結果オンリーの世界です。やはり甘くないみたいです。

横谷繁選手とは?略歴

横谷繁(よこたにしげる)さんは、1987年5月3日生まれ、兵庫県西宮市出身のプロサッカー選手です。ポジションは、MF(ミッドフィルダー)やFW(フォワード)といった攻撃寄りの選手です。1987年生まれの同年代のサッカー選手で有名なのは、鹿島アントラーズの内田篤人選手や川崎フロンターレの小林悠選手とかですね。ちなみに、ギラヴァンツ北九州の岡村和哉選手は横谷選手と同じ兵庫県西宮市出身で高校も同じです(所属チームは横谷選手がガンバユース、岡村選手がセレッソユースです)。

横谷繁選手は、甲陵中学校サッカー部から2003年にガンバ大阪ユースに入団(高校は市立西宮高等学校)。2006年にユースからガンバのトップチームに昇格しました。2007年に公式戦初出場を果たしています。2008年からの2年間は、愛媛FCにレンタル移籍します。2010年でガンバに戻ってくるのですが、復帰以降出場機会は殆ど無かったみたいです。

2013年からまたレンタル移籍でJ2の京都サンガFCに行きます。ボランチ以外にもFWでも起用され、11得点10アシストを記録し活躍しました。しかし、その年にチーム昇格の重要な時期だったのですが怪我をしてしまいます。怪我を負いながらも、昇格プレーオフの試合に出場したのですが、結果としては敗北してしまいJ1昇格はできませんでした。が、横谷は2014年にサンガに完全移籍します。その後は、大宮アルディージャやヴァンフォーレ甲府に移籍したりして、2020年より愛媛FCに移籍しています。プロになった初期の頃にレンタル移籍して以来の10年ぶりの古巣復帰となっています。

2020年現在の国内大会個人成績としては、Jリーグ戦・Jリーグ杯・天皇杯の合計での試合出場回数が総通算で327回(うちJ1が89回、J2が249回)、Jリーグ戦・Jリーグ杯・天皇杯の合計での得点回数が総通算で38点(うちJ1が5点、J2が33点)となっています。まぁ粘っているかとは思います。

ただ、横谷選手はU-15からU-20までユース日本代表に選出される程の選手でした。ガンバという強豪クラブのユースからトップチームに上がったのも6名だけだったのに、その中の1人として君臨しておりました。中学時代は「ケツ能力」がMAXでした。そんなスタープレーヤーだった選手のプロでの成績がこんな感じかぁ…と少々残念に思ってしまう気持ちが無いと言えばウソになります。

もちろん本人は死ぬほど頑張っていたと思いますし、「横谷もっとがんばれよ」って言いたいわけではなく、諸行無常の響きアリっていうニュアンスです。

いやらしい話でお金は

いやらしい話です。エロい話ではないです。申し訳ございません。お金の話です。
学生時代の横谷繁選手は、誰がどう見てもスーパーな存在で、学校ベースで言うと1番ゴイスーといっても過言ではなかったと思われます。ただ、プロサッカー選手としての成績は、決して輝かしいと言えるものではないと思います。J2での在籍・出場が多いですし。

学生時代にクラスで「陰キャラ」とか言われてたりした奴が、大学でちょっとあか抜けて一定レベルの社交性を身に付けて、社会人になってからリーマンとしてがんばって、30歳くらいで年収1000万円稼いでるってケースは余裕であり得ると思います。対して、J2のサッカー選手とかって、なるのは死ぬほど大変ですが、収入で考えるとどうなのか…気になるのはお金収入とかってどうなん?です。

Jリーガー(サッカー選手)の年収・年俸」を掲載しているサイトがありました。あくまでも参考程度に思ってください。
2020年のJ1リーグの平均年俸は3,466万円。年俸ランキングの1位はイニエスタ(ヴィッセル神戸)の32億5,000万円で、2位がトーマス・フェルマーレン選手(ヴィッセル神戸)の5億円らしいです。1億円の年俸を超えるのはリーグ全体で22人で、1億円プレイヤーが当たり前のプロ野球と比べるとアレな感じらしいです。J1における選手レベル別の年俸目安では、新人で480万円程度レギュラーで1,000万円~5,000万円程度チームの主力となるベテランで数千万円~1億円程度。レギュラーだったとしても、チームの資金力によって状況は異なるとのことで、親会社のバックアップが手厚いヴィッセル神戸やガンバ大阪などは平均よりも高い年俸となっている可能性が高いみたいです。

J2の平均年俸は約400万円らしいです(※週刊大衆より参照とのこと)。J1とJ2では観客動員やスポンサー収入に大きな差がありますし、平均年俸約3,500万円のJ1と比較すると大きな差があります。例えば、前年はJ1で闘っていたチームでも、降格してしまうとチームの収入が減少してしまうので、選手の年俸も大幅に減額されるのが通常みたいです。また、J1を目指すチームではJ1に近い水準の年俸が支払われていますが、そうでないチームではなかなかの薄給で200万円台の選手も少なくないみたいです。憧れのプロサッカー選手といえどもJ2レベルではエロい生活を送ることは難しそうですね…。

あと何よりも、年齢の問題があるので、ずっとできるわけじゃないですからね。引退した後に、どんな仕事をするのかっていう問題もあるかと思います。スムーズなのはサッカー軸でのスタッフ系・指導者系かと思いますが。

サッカー選手生命まで

ちょっと途中でエロい話を挟んでしまったりと申し訳なかったですし、学生時代にスター選手だった人がプロになっても経済的に成功できるかは未知数ということを書いてしまいました。

ただ、横谷選手はまだプロとしてプレーしておりますし、2020年から愛媛FCで新たなスタートです。愛媛FCをJ1昇格に導くような活躍を見せつけていただき、兵庫県西宮市が生んだスターの名を轟かせていただきたいです。

※写真画像の出典はコチラ
※参考文献は、コチラ
※記事内容は固有の感想等も含みます。
※本記事はKOBAYAKAWAが執筆しました!



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