【井上雄彦】SLAM DUNK・バガボンド・リアルなど名作を数々作り上げる漫画家!

井上雄彦
井上雄彦

連続漫画家と言える

ビジネス界において、新しい事業を連続的に何度も立ち上げる起業家のことを「シリアルアントレプレナー=連続起業家」と言います。それで言うと、井上雄彦さんは連続起業家の如く、新しい漫画をクリエイトしヒットさせており、連続漫画家と言ってしまいたくなります。すみません、勝手に言ってます。天才漫画家であることは紛れも無い事実です。

井上雄彦の代表作は「SLAM DUNK」「バガボンド」「リアル」で、スポーツや闘いを通して青年の成長を描いている作品が多いです。僕は全ての作品を舐め回し尽くして読んでます。面白過ぎたので、パンに挟んで食べたりしてます。「SLAM DUNK」に関しては、全て記憶しています。セリフなんかはもちろんのこと、何巻の何ページがどんな絵なのかも記憶しています。それくらい大好きです。

漫画として作品として面白いのはモチのロンなんですが、井上雄彦さんの漫画はキャラクターが生きてる気がするんですよね。躍動感生命力的な意味合いでも、親近感人間味的な側面でも。花道とか勝手に仲間と思ってますし、自分に投影させたりもしてきました。そんな神な作品をクリエイトしてる天才・井上先生について記事化できればと思います。

井上雄彦とは?略歴など

プロフィール
井上雄彦(いのうえたけひこ)さんは、1967年1月21日生まれ、鹿児島県伊佐市出身の、漫画家です。本名は成合雄彦(なりあいたけひこ)さん。

1988年(21歳)のときに「楓パープル」でデビュー。1990年(23歳)のときに連載開始した「SLAM DUNK」は日本におけるバスケットボールブームの火付け役となっています。1998年(31歳)からは宮本武蔵を題材にした「バガボンド」、1999年(32歳)からは車椅子バスケットボールを題材にした「リアル」を連載しています。

漫画全巻ドットコムの「漫画歴代発行部数 ランキング」によると、「SLAM DUNK」は1億2,000万部、「バガボンド」は8,200万部、「リアル」は1,500万部の発行部数となっています。「バガボンド」はなんかしらの賞を色々受賞したりしています。

来歴
井上雄彦さんは、高校生のときに、当時はまだ日本ではマイナーだったバスケットボール部に入部してキャプテンも努めます。また、幼少期から絵を描くことが好きで、高校生の終盤くらいから漫画家になることを意識するようになります。バスケに関しては、当初はそれほど興味があったわけではなく、友だちに誘われてノリでバスケ部に入部したとのこと。それほど身長が高くなかったので、ガード的なポジションが多かったみたいです。

高校卒業後は地元に近い熊本大学に進学します。20歳のときに週刊少年ジャンプに投稿した作品が編集者の目に入り、本格的に漫画家の道を歩むために大学を中退して上京します。「シティーハンター」の北条司のアシスタントを10ヶ月程やり、ここで漫画制作の基本技術を身に付けます。1988年に、投稿作品「楓パープル」が第35回手塚賞に入選し、漫画家としてデビューします。こう見ると、けっこうスピーディに成り上がってる感じがしますね。

1990年より「SLAM DUNK」の連載開始。当時国内でのバスケットボールの人気度はあまりなかったが、回を重ねる毎に人気を増し、やがて空前の大ヒットとなります。1993年にはアニメ化もされました。2006年の文化庁によるアンケート企画「日本のメディア芸術100選」においてはマンガ部門1位に選出されています。

1996年、6年間続いた「SLAM DUNK」の連載終了。1998年より吉川英治の小説『宮本武蔵』を原作とした「バガボンド」の連載開始。並行的に1999年からは車椅子バスケットボールを題材にした「リアル」の不定期連載を開始。この2つの作品については、井上さんは以下のように語っています。

漫画の先人が作り上げてきた‘マンガ的な手法やマンガ的記号’を「バガボンド」では極力使わないようにし、逆に「リアル」ではそれらを最大限に発揮して描いている。

現在は、「バガボンド」「リアル」ともに不定期連載しています。

一番おもろい漫画は?!

一番面白い漫画はスラムダンクです。すみません、個人的な意見です。でも、ほんとに「一番好きな漫画は?」という質問に対してスラムダンクと答える人は多いと思います。

スラムダンクは、主人公の不良少年桜木花道の挑戦と成長をベースにしたバスケットボール漫画です。高校バスケットボールの部活の話です。簡単に言うと青春ジャンルになるかと思うので、自分も高校生のときに読んでたのが一番アツかったです。

大人になった今でも死ぬほど面白いです。面白いの観点も色々あるのですが、ビジネスマンとしておっさんになってきた今の自分の視点からすると、「未成熟なキャラが成長する過程」を見れるのがおもろいなーと思います。はっきり言って、スラダンの中に具体的に何か【答え】が書いてあるわけじゃないのですが、登場人物のアクションや物語の中で、コーチングとかマネジメントの文脈で「そういうことか」と考えさせられたりします。

ちなみに、「スラムダンク勝利学」という本がありまして、これはスポーツドクターの辻秀一さんが書いた本で、スラムダンクを題材にマインドセットの方法やメンタルコントロールについて紹介・解説している本です。スラダン好きの人は、まじで絶対読むべきですし、ビジネス軸に応用できます。オヌヌメです。

井上雄彦さんは、漫画家を目指すようになってからは、バスケットを題材にすることを決めており、その当時は他にバスケ漫画はなかったので「誰もやらないでくれよー」と思っていたみたいです。
が、スラダンを書くときに周囲からは「コケるのを覚悟で」といった意味合いのことを言われたみたいです。今では想像できませんが、それくらいバスケ部がマイナーでバスケ漫画ってのが市民権を得ていなかったのだと思います。逆に言うと、スラムダンクが日本においてこんだけバスケを流行らす起爆剤になったとも言えると思います。今ではBリーグも盛り上がっていますからね。

小話的なやーつですね

これは小話になるのですが、最近めっちゃ人気の漫画「キングダム」作者の原泰久さんは井上雄彦さんのアシスタントをしていました。「キングダム」もめっちゃ面白く、自分も愛読しています。

単行本のどっかで原泰久さんのインタビュー的なところがあって、そこでの話なんですが、「キングダム」は最初ぜんぜんダメダメだったらしいです。アンケートもうんちだったみたいです。そこで、井上雄彦さんに相談したところ「信(主人公)の目をもっと大きく書け」とアドバイスされたらしいです。それを受け原泰久さんは目だけじゃなくて信(主人公)そのものの表情・生命力の表現を見直すことができ改善ができたらしいです。

まぁ、っていう話です。以上。

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※参考文献は、コチラ
※記事内容は固有の感想等も含みます。
※本記事は寄谷太一が執筆しました!



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