【家入一真】ひきこもりからの社長?連続起業家!エンジェル投資家!政治家?

家入一真
家入一真

ひきこもりからの社長

家入一真さんは、ひきこもりからの社長という訴求軸で幅広い活動をしています。この人はやはりカリスマ性があるからこそ、ちょっと変わってる人のような気がしています。

少なからず、プロモーションとしての見せ方ってのもあると思いますし、言っても結果出してるんで、ふつうに力があるんだと思います。なのですが、滲み出るダメ感を見せてくれているのです。もちろん良い意味で。

ファースト起業となるpaperboy&co.(現GMOペパボ)での躍動については、私はリアルタイムでは知らなかったです。まだ学生で情報が入って来なかったというのもありますし、当時は家入一真さんがそんなにメディア露出していなかった気がします。

私が家入一真さんを認知したのは、著書「こんな僕でも社長になれた」という本を読んだからです。家入一真さんの自伝的な本なんですが、面白かったです。題名の通りという感じで、「こんな僕」が表現されていました。また、「こんな人が社長になって粘って成功したんやから、俺でも出来るんじゃね?」という勇気を与えてくれました。サンキューです。

我が逃走」という本も読みました。これは、成功した後の転落(?)まで含んだ自伝的な本で、碇シンジの「逃げちゃだめだ」の逆張り的発想で、「逃げてもOK」みたいなことを書いてました。こちらも「こんな僕」がお金をGETしたことによる動きが書かれており面白かったです。

家入一真さんは、現在はスタートアップ関連のイベントとかで登壇したりしているので、何度か話をしているのを聞きに行ったことがあります。遅刻して登場したり、喋りもなんか支離滅裂だったり、気の抜けた感じだったりと「こんな僕」感はリアルにちょっと出てた気がします。が、たまに会話の中で着火するところがあり、猛烈に語ったりしていました

それは、急に温度感が高まったりする変な人のような空気とも言えるのですが、何かを成し遂げようとする信念を強く持ったカリスマ性もあるという感じで、不思議な魅力を滲ませてました。たぶん、あの感じが周囲から応援・支援されたり、ファンがついたりする要素なんだろうなぁと思いました。

あと、ナイスなのは、ギバー的なスタンスもあるところでしょう。今の主力事業であるクラウドファンディングのCAMPFIREも根底にギバー精神があるからやっていることだと思います。

本日は家入一真さんについて軽く普通に記事ナイズできればと存じます。

家入一真とは?過去は?

プロフィール
家入一真(いえいりかずま)さんは、1978年12月28日生まれ、福岡県宗像市出身、起業家、エンジェル投資家です。連続起業家(シリアル・アントレプレナー)と言われており、複数の会社を立ち上げていっています。

嫁についてですが、エッセイストの紫原明子さんとネット上のコミュニティサイトで知り合いメル友から交際を始め、彼女の高校卒業と同時に同棲を始めて、自身が22歳で彼女が18歳の時に結婚しています。後に離婚しています。こちら紫原明子ブログです。2016年にタレントのサオリリスとの間に子供を授かり、新しい嫁になっています。

中学校時代のいじめがきっかけでコミュニケーションが苦手になり、福岡県立玄界高等学校に進学するも中退します。その後、本格的なひきこもりになります。大検に合格して地元の美術大学に合格したけど通いませんでした。芸大美大受験の予備校である美術研究所画塾を卒業しています。

ひきこもりからの粘り!みたいな話は、こちらのエン転職の記事にて語ってはりました。
家入一真の履歴書|ひきこもり、起業、上場、大赤字。天国と地獄を経験して分かった「失敗」の本質

ファースト起業までの経歴
新聞奨学生を経て、とあるデザイン会社に入社します。Webサイトのデザインに興味を持ち、Webデザインやプログラミングの技術的知識を身に付けるべくコンピュータのシステム会社に転職します。

2001年に自宅にて合資会社マダメ企画を資本金30万円で設立します。レンタルサーバー事業を開始します。「こんな僕でも社長になれた」に書かれていたベースでは、22歳で結婚し子どもが生まれたので、「家で落ち着いて仕事したい」「他人に会わずに仕事がしたい」という理由で起業していました。

ペパボ創業から退任まで

家入一真さんは、2003年に有限会社paperboy&co.を資本金300万円で設立し、合資会社マダメ企画でやっていたレンタルサーバー事業「ロリポップ!」を引き継ぎます。

「paperboy&co.」という社名は、初心を忘れないという気持ちから、新聞配達少年という意味の「paperboy」にオサレ風でローマ字表記「&co.」をプラスして付けられました。家入一真さんが住み込みの新聞配達で奨学金を得る新聞奨学生制度を利用して芸大を目指していたことに由来しています。

2004年に現GMOインターネットの連結子会社になり、株式会社に組織変更します。GMOは当時はまだグローバルメディアオンラインという社名だったんですが、福岡で粛々と事業を営んでいたペパボをこのタイミングで買収しにくる熊谷正寿さんの先見性(?)はゴイスーですね。

家入一真さんの熊谷正寿さんに対する第一印象は『よく通る声に、歯切れのいい喋り方。全身からひしひしと威厳を感じさせるけれど、それでいて横柄さは微塵もない。』とのことでした。

ちなみに、この時期に、後に「日本一ふざけた会社」と褒め称えられる会社・バーグハンバーグバーグの創業者であるシモダテツヤさんがペパボにジョインしています。

GMOグループになってから、2008年に株式会社paperboy&co.はジャスダックに上場します。

本とかに詳細は書いているんですが、家入一真さんは、上場後は迷走というか自分が作った会社の中に居場所がなくなった(?)感が出てきたみたいです。2009年に代表取締役社長を退任し、代表取締役CCOに就任しています。2010年に代表取締役CCOを退任、非常勤取締役に就任。2011年には任期満了に伴って取締役を退任しています。

このフェイドアウト期間には、飲食軸に目覚めており、カフェとかレストランとかを複数オープンしています。ほぼ失敗したらしいのですが、2010年に渋谷にオープンしたカフェ「ON THE CORNER」は今でも人気で継続運営されています。私もよく行ってて、ハンバーガーがまいうーです。店員さんの接客がモダニズムで趣があります。

ペパボの代表は家入一真さんに代わって佐藤健太郎さんが就任しています。この人が今も社長をしています。佐藤健太郎さんもキーパーソンでして、ペパボの社員第二号として創業期からいる人です。本に書かれているベースでは、なかなか大丈夫か?的な感じでトリッキーな登場だったのに、今では上場企業の社長として活躍されてます。ゴイスーですよね。普通に能力が高かったのでしょう。

こちら普通にGMOペパボ株式会社のコーポレートサイトです。

連続起業家として躍動

家入一真さんはpaperboy&co.を退任した後、クラウドファンディングサイト運営の「株式会社CAMPFIRE」代表取締役、スマートEC運営の「BASE株式会社」共同創業取締役、スタートアップベンチャー投資「NOW」代表取締役など連続起業的な動きを見せつけています。

現代の若者たちの駆け込み寺と称したシェアハウスの「リバ邸」を全国に作ったりもしています。

2019年10月25日に、BASE株式会社がマザーズ市場に上場しています。ちなみに、こちら普通にBASE株式会社のコーポレートサイトです。

家入一真さんの現在のメイン事業は、「CAMPFIRE」になるかと思います。株式会社CAMPFIREは「CAMPFIRE」の他、地域特化型クラウドファンディング:FAAVO、社会問題と向き合う人のクラウドファンディング:GoodMorning、フレンドファンディングアプリ:polca、継続課金型コミュニティプラットフォーム:CAMPFIREファンクラブなどの企画・開発・運営を行っています。

こちらの記事で家入一真さんがクラウドファンディング事業について語ってはります。
CAMPFIREでの支援総額が100億円突破。背景には、家入一真さんが気付いたクラウドファンディングの本質があった。

こちらは普通に株式会社CAMPFIREのコーポレートサイトです。

政治家として?

謎感は否めないですが、2014年2月9日投開票の2014年東京都知事選挙に出馬しています。従来の選挙とは異なるインターネット選挙に取り組んで、都知事選の供託金300万円をクラウドファンディングで集めました。最終的に集まった金額は、750万円弱となっています。

当初は街頭演説を行わず、選挙事務所も持たず、ツイキャスなどによるネット演説を多用し、政策のすべてをTwitterで公募していました。途中で選挙事務所を構え、街頭にも立っていましたが、ネット中心の活動を街頭にも広げるような流れでした。結果的には88,936票を獲得するものの、得票数は16人中5位で落選しました。

家入一真の各種SNSです

家入一真さんのTwitterアカウントは、フォロワー数25万人となっています。なかなかのインフルエンスパワーかと思います。南場智子さんの3.5万人とは比較にならないです。
家入一真_Twitterアカウント

インスタグラムについては、フォロワー数1.1万人と少数精鋭となっています。
子どもの写真やネタ系の写真をアップしています。映え感はまぁ…です。
家入一真_インスタグラムアカウント

最後に、ForbesJAPANでの「CAMPFIRE 家入一真 元引きこもりの自分がほしかった『居場所』を僕はつくり続けてきた」って動画をペロリしておきます。


以上、引き続き、よろしくお願いします。

※写真画像の出典はコチラ
※参考文献は、コチラ
※本記事はアンコウによって執筆されました!

※記事内容はライターの個人的意見・感想等も含みます。



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