【熊谷正寿】GMOグループを作り上げた、ITベンチャー第1世代の起業家!
すべての人にドリーム
渋谷の中心街を歩いていると「すべての人にインターネット」と刻まれた看板をちょいちょい目にしませんか?
これはGMOインターネットグループのキャッチフレーズを刻んだ看板です。GMOはコンシューマーサービスよりも、BtoB寄りというか、裏方系のビジネスが主力なので、世の中的な認知度はそんなに高くないかもしれません。GMOクリック証券のテレビCMはガッキーこと新垣結衣を起用してたりするんで「GMOという名前は聞いたことある」という人は多いかもしれませんね。
そんなGMOインターネットグループを作り上げた人物が、熊谷正寿さんです。僕は大学生の頃に熊谷さんが書いた本「20代で始める『夢設計図』 必ず“スピード成功”する5つの原則」を読みました。そのときに抱いたイメージがけっこう印象に残っています。
熊谷さんは、現在は紛れも無く大物経営者です。スマートでかっちょいいダンディズムです。ぜったいモテると思います。ですが、その本ベースでは、若いときに将来ビジョンや成功イメージを綿密且つ力強く作っている「夢見る熱い若者」というキャラが出てたような気がします。「天才」系じゃなくて、考えて考えて考えてる!って感じでした。若いときは、周囲の人に、自分で作った『夢設計図』を見せながらアツく語り散らしていたらしいです。
熊谷正寿とは?経歴は
熊谷正寿(くまがいまさとし)さんは、1963年7月17日に長野県で生まれ東京都で育った、GMOインターネット株式会社の代表取締役会長兼社長・GMOインターネットグループ代表です。実父も実業家で、神楽坂を中心に不動産・飲食店・パチンコ・アミューズメントを営む会社を経営してたみたいです。
熊谷さんが代表取締役会長兼社長をしているGMOインターネット株式会社は、インターネット関連事業を行う東証一部上場企業で、GMOインターネットグループの持株会社です。GMOインターネットグループは、上場企業9社を含む114社、グループ従業員数は約6,000名の規模となっています。同グループは「すべての人にインターネット」を合言葉に、インターネットインフラ事業、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、仮想通貨事業を展開しています。
熊谷さんの経営者としての沿革は次の通りです。1991年に株式会社ボイスメディアを設立して、ダイヤルQ2で出会い系コンテンツの配信と専用機器の販売を開始。1995年に、その頃から普及し始めたインターネットに注目して、商号をインターキュー株式会社に変更。1999年には独立系ネットベンチャーとして国内最初の株式上場(JASDAQ)。
そこからは積極的にM&Aをしながら、子会社上場をどんどんして、GMOインターネットグループという帝国を作り上げていきます。GMOの買収・子会社化からの上場で言うと、ひきこもり社長の家入一真さんのGMOペパボ(旧:paperboy&co.)もあります。GMOインターネットグループとして9社の株式上場って、まじゴイゴイスーです。ちなみに、GMOインターネットという会社名になるまでの変遷は、ボイスメディア(1991年)→インターキュー(1995年)→グローバルメディアオンライン(2001年)→GMOインターネット(2005年)となっています。
より詳細なプロフィール等は、「クマガイコム」なるブログで舐め回すことができます。なかなか綿密に開示されています。『夢設計図』を見せつけてきたアツさが垣間見れます。
ITベンチャー第1世代
熊谷さんの経歴やプロフについては前項にて記載させていただきました。やはりゴイスーですよね。スケール的な意味でゴイスーですし、いわゆるITベンチャー起業家の第一世代として経済界を切り裂いてきたことがゴイゴイスーです。
かつて、インターネットも無くて、ベンチャー企業も一般的でなかった時代に、ベンチャー三銃士として、ソフトバンクの孫正義、エイチ・アイ・エスの澤田秀雄、パソナの南部靖之という人たちが称賛されていました。
そっからベンチャー的な起業家が色々出てくることになるのですが、ITというジャンル・今までに無かった産業とも言えるインターネットで、あの時代にスタートアップした熊谷さんは本当にゴイスーです。冷静に考えて、GMOインターネットって1991年創業なので、業歴30年くらいありますからね。我々と同い年くらいですからね。
熊谷さんと同世代には「リョーマ」っていう、1987年から1992年の関西の現役大学生を中心としたベンチャー企業、そこ出身の起業家たちがいます。KLabの真田哲弥さんとか。リョーマの創業者の一人である西山裕之さんは現GMOインターネットの取締役副社長です。
あとは、私も崇拝&敬愛している起業家の宇野康秀さん(株式会社USEN-NEXT HOLDINGS 代表取締役社長CEO)とかも同世代に当たるかと思います。この世代の人たちは、インターネットがインフラ化していないときに起業してて、このITベンチャー第1世代の人たちがインターネットビジネスの基盤・環境を作ってたと言えると思います。
そういえば、後輩世代にヒルズ族として、サイバーエージェントの藤田晋さんとか、ホリエモンとかがいました。その兄貴分が宇野さんって言われてたみたいですが、勝手なイメージ的には熊谷さんの方がヒルズ族ジャンルな気がしています笑
新しい世代への期待
熊谷さんは現在56歳です。これまで記載したように歴史的に見て、偉業を成し遂げてきたゴイスーな人物です。今でもベンチプレスは110kg挙上できるみたいですし、ビジネスの更なる進化・拡大も当然のようにやっていくのでしょう。
ただ…50歳オーバーなので、もう若いとは言えないと思います。見た目はもちろん若々しいです。
20代・30代の新しい世代が、上の世代を食っていくべきだと思います。GMOグループの傘下に入っていくのではなく(たぶん、GMOグループにM&Aできたら「EXIT★わーい☆」とか言って喜ぶ若手経営者が殆どかと思います)、GMOインターネットグループと張れるくらいの事業規模の会社を若者スタートアッパーがクリエイトしていくことを期待しています。熊谷さんも、もともとは「夢見る熱い若者」として、上の世代を食ってきたと思うので。
…え?私ですか?私はまずは頑張って『夢設計図』でも作るとしましょう。
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※参考文献は、コチラ
※本記事はアンコウによって執筆されました!
※記事内容はライターの個人的意見・感想等も含みます。